2025/01/09
トムソンベッドを使用した巻き肩の治療方法について解説します。
巻き肩は肩が内側に巻き込まれるような姿勢の崩れで、肩こりや首の痛み、呼吸の浅さなどを引き起こします。
巻肩をトムソンベッドで改善する際のアプローチを紹介していきます♪
1. 巻き肩の原因分析
まず、巻き肩の原因を特定します。
主な原因としては以下があります。
• 胸部の筋肉(大胸筋、小胸筋)の過緊張
• 背部の筋力低下(僧帽筋中部、菱形筋など)
• 骨盤や姿勢全体の歪み
これらを確認することで、適切な治療ポイントを明確にします。
2. トムソンベッドの特徴を活用
トムソンベッドはドロップ機能によって、関節や骨盤、脊柱へのアプローチを行いやすい機器です。以下の手順で治療を進めます。
(1) 骨盤の矯正
巻き肩は骨盤の歪みと密接に関連しています。
• 骨盤の左右差や前後の傾き(前傾・後傾)を調整します。
• ドロップ機能を使って、骨盤を正しい位置に戻し、上半身の姿勢改善を促します。
(2) 胸椎と肩甲骨の調整
胸椎の動きが悪いと、肩甲骨の位置が崩れやすくなります。
• 胸椎周辺をドロップ操作で調整します。
• 背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)を刺激することで肩甲骨の開きをサポートします。
(3) 頚椎の調整
巻き肩は首の位置(ストレートネックなど)にも影響を及ぼします。
• トムソンベッドのヘッドピースを用いて、頚椎のカーブを正常に整える施術を行います。
3. 筋肉へのアプローチ
トムソンベッドで骨格を矯正した後は、筋肉のバランスも整えることが重要です。
• 過緊張している大胸筋や小胸筋のリリースを手技で行います。
• 弱化している菱形筋や僧帽筋を刺激する運動や施術を組み合わせます。
4. ストレッチと姿勢指導
治療後、患者さんには巻き肩の再発を防ぐためのセルフケアを指導します。
• 胸のストレッチ: 壁に手をついて胸を開くストレッチ
• 肩甲骨を寄せるエクササイズ: 座った状態で肩甲骨を引き寄せる運動
• 正しい座り方や立ち方の指導
ポイント
• トムソンベッドのドロップ機能は、力を抑えながらも効果的な矯正を行えるため、患者の負担が少ないです。
• 施術と同時に筋肉の調整や日常生活での改善策を取り入れることで、長期的な効果が期待できます。
新宿御苑前接骨院では、巻き肩の改善にトムソンベッドを活用した治療を行うことができます。患者さんの状態に合わせた施術プランを提案することで、快適な日常生活をサポートします。